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中央戯劇学院
現地調査日:2006/12/22
6.コメント
以下、06/12/22執筆
●「戯劇」という文字を見ると我々日本人は中国という先入観からどうしても京劇をイメージしてしまう。しかし学校名の英訳「Academyof Drama」が表す通り、映画、テレビ、ラジオの出演者及び各種演出者を養成する大学である。
●このことからこの大学は中国語の正しい発音の指導に対するノウハウを持っている。隠れた特徴である。これを活かして初級の2クラスでは毎週4コマ発音矯正の授業が開設されている。午後の選択科目ではなく正規科目に発音矯正を取り入れている大学は少なく、しかも毎週4コマというのはほとんどない。
●戯劇大学なので当然学内に劇場が備えられており、学生が行う戯劇を留学生も楽しむことができるのはこの種の大学だけに許された特権だろう。
●授業面とは別になるがこの大学の立地に触れておきたい。北京の大学は他の大都市同様、ほとんどが海淀区などの郊外に移転している。そうした中でこの大学は唯一北京の旧市街に残っている。大学の住所「東綿花胡同」が示す通り、大学の近辺は小さな路地(胡同)の両側に四合院(清代中国の住居建築様式)が立ち並ぶ昔ながらの佇まいを残している。その多くで今もなお人々が暮らしている。
●一部は外国人観光者向けにカフェやアトリエに改築されているが、かといって観光客が大挙して押しかけているというわけでもない。取材したのは金曜の昼だったが、私が付近を歩いている間、観光客は一人もいなかった。
●北京も都市開発が進み、このような旧市街は年々取り壊しが進んでいると聞く。古い落ち着いた町並みの中で留学生活を送れる大学は北京市内ではもはやここしか残されていないだろう。
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